SNSマーケティングの失敗要因とは？パターンからみる成功方法を解説
SNSマーケティングは拡散力が強く、高い費用対効果を望めるため、多くの企業が取り組んでいます。
しかし、いざSNSマーケティングを始めても、「全くフォロワーが伸びない」「広告を出したのに反応が全然ない」「 SNSを始めても数値に変動がない」とマーケティングの成果が得られない方も多いのではないでしょうか？
実はSNSマーケティングから集客や購入といった成果にしっかりとつなげるためには、気を付けるポイントがあります。
この記事では、SNSマーケティングの重要性や過去の失敗例を元に、SNSマーケティングの成功方法を詳しく解説します。 SNSマーケティングの導入を考えている企業は、ぜひ参考にしてみてください。
SNSマーケティングにおける失敗とは？
SNSマーケティングにおける失敗とは、アカウントのフォロワーや投稿したコンテンツが全く伸びずにユーザーを集客できないことをいいます。
また、マーケティング運用していく上でコンテンツが継続的に配信できないことも失敗に挙げられます。
ここからはSNSマーケティングの失敗パターンを詳しく見ていきましょう。
SNSマーケティング失敗の三つのパターン
SNSマーケティングの失敗は、大きく以下の三つに分けられます。
- マーケティング戦略の失敗
- 運用段階の失敗
- 炎上
戦略段階の失敗は文字通り、SNSマーケティングを始めるにあたって戦略を練る段階での失敗を意味し、考えるべきことを怠っていたり、経るべき工程を省いている場合が多いです。
そして、これは運用段階でもほとんど同じことが言えます。
少し特異なのが「炎上」です。いまや周知の事実であるネット上の炎上ですが、SNSが事の発端になることが多く、失敗の原因のひとつでもあります。さて、それでは各々について、「なぜ失敗するのか」考えていきましょう。
マーケティング戦略の失敗
マーケティング戦略を元に実践し、効果を検証して改善するというのは、ソーシャルメディアだけでなくすべてのマーケティング活動に必要です。
すべての工程が欠かせませんが、マーケティング戦略の失敗は、根本的な方向性の失敗となる場合が多いため、致命的な失敗とならないようチェックしていきましょう。
目標・目的を定めていない
そもそもなぜ、SNSマーケティングを行うのか明確にしましょう。
明確な目的もなく、「競合他社もやっているから」というような曖昧な理由で始めると、継続できず失敗してしまいます。
KPIを設定していない
コンテンツ投稿を続けても、そのコンテンツがどんなユーザーに届き、どの程度の成果を得ているのか、常に把握する必要があります。
マーケティングにはKPI（重要業績評価指標）という指標があり、効果検証するために設定しますが、SNSマーケティングに失敗する場合そもそもKPIを設定していない可能性もあります。
ターゲット（ペルソナ）を明確にしていない
マーケティングではペルソナと呼ばれるユーザー像をあらかじめ設定します。
これは自社の商品やサービスを届ける相手を明確にすることで、マーケティング施策を具体的にし費用対効果を高めるためです。
このペルソナやターゲット像が明確でないと、そもそもどのSNSを使えばいいのか分からず、施策を行うプラットフォーム自体もずれてしまいます。
適切なプラットフォームを選択していない
FacebookやTwitter、Instagram、TikTokなど、各 SNSにはそれぞれターゲット層があります。
自社の商品やサービス、顧客層にマッチしないSNSプラットフォームを選定してしまうと、マーケティングに力を入れても失敗してしまいます。
またSNSプラットフォームとマッチしないコンテンツを投稿し続けた場合、効果がないばかりかネガティブな反応を引き起こす可能性もあります。
リソースを確保していない
SNS広告のためのコンテンツ作成、投稿や検証、改善、管理、スケジューリングなど、SNSマーケティングにおける業務は多いです。
SNSが普及した現在ではSNSマーケティングの運用は普段のユーザー利用と変わらないと想像してしまいますが、実際にビジネスとしてマーケティング施策を打つためにはコンテンツマーケティングやPDCAといった体制が必要です。
そのため必要なリソースを把握できず、マーケティングが続けられなくなり失敗してしまうケースも見られます。
マーケティング運用の失敗
SNSマーケティング運用の明確な失敗は、定期的にコンテンツを発信できなくなってしまうことです。
SNSマーケティングにおける最も重要なことは、常にコンテンツを通してユーザーに接触し続けることです。
どのような企業やサービスであっても、基本的にこの原則がSNSマーケティングの根幹なのは変わりません。
コンテンツがソーシャルメディアとマッチしていない
マーケティング戦略の失敗でも触れた「適切なプラットフォームを選択していない」のと同様、配信コンテンツがSNSプラットフォームとマッチしていないと、思ったようなマーケティング効果が得られません。
ユーザーの検索意図を満たし、価値のあるコンテンツを届けるのではなく、
例えば自社商品を紹介しているだけのコンテンツを投稿し続けていると、かえってユーザーにネガティブな印象を与えます。
また、SNSプラットフォームのターゲット層とかけ離れたコンテンツも、ユーザー評価が下がる要因となります。
SNSと投稿頻度がマッチしていない
SNSプラットフォームには最適な投稿頻度があり、一日あたりTwitterが6回、Facebookが2回、Instagramが1回と言われています。
投稿の頻度は高ければ高いほど効果的というわけではありません。
例えばTwitterマーケティングを行う場合、あまりにも投稿が多すぎるとフォロワーのタイムラインを占領してしまい、最悪の場合、スパムアカウントと判断されてしまいます。
それゆえ、実際に運用しながら最適な投稿頻度を探っていき、リソースと調整していきましょう。
広告が有効であることを理解していない
そもそもSNSマーケティングに取り組む理由に「費用をかけずに集客したい、ブランディングしたい」という発想があるかも知れません。
SNSプラットフォームは広告主で成り立っており、ビジネスアカウントからの発信だけでなく、SNS広告も有効です。
一時的なキャンペーンやブランディングにSNS広告は非常に有効ですが、広告効果を理解できなければ費用対効果を見誤る可能性もあります。
PDCAサイクルを回していない
設定したKPIに合わせて効果を検証し、PDCAサイクルを回さなければ改善が得られず失敗してしまいます。
炎上
「炎上」とは迷惑行為や不謹慎な発言、あるいは不祥事の発覚などによって、多くの苦言や批判に晒されている状態をいいます。
SNSマーケティングではこの「炎上」のリスクは常に付きまといます。特にビジネスの場合、ブランド毀損の恐れがあるので、極力避ける必要があります。
SNSマーケティングで成功する方法は？
では、SNSマーケティングを成功させるために、具体的な運用方法について解説していきましょう。集客を成功させるために重要なことは、大きく分けて次の3点です。
- マーケティング戦略を検討する
- SNS広告を活用する
- PDCAを繰り返す
事前戦略をしっかりと検討する
SNSマーケティングを始める前にマーケティング戦略を検討することは非常に重要です。
特にマーケティング戦略で検討するべき重要な項目は以下の3つです。
- ブランディング
- 売上増加
- 集客・リード獲得
SNSマーケティングで目指す目標がブランディングや売上増加など、それぞれで異なる施策が必要となるため十分に検討しましょう。
SNS広告を活用する
SNSマーケティングを成功させるには、適切にSNS広告を活用しましょう。
SNS広告には費用がかかりますが、SNSユーザーに速く効果的に届くため、一時的なキャンペーンなどスポットでの利用がオススメです。
PDCAを繰り返す
SNSマーケティングの成功には、PDCAサイクルが必要不可欠です。
SNSプラットフォームではインプレッション数やアクティブユーザー、フォローフォロワー比率などマーケティングで使える数字が用意されています。
これらのマーケティングデータを活用し、SNS広告と組み合わせながら継続したコンテンツ配信を行いましょう。
SNSのマーケティング会社に依頼するのも選択肢の一つ
SNSマーケティングの運用経験がない企業は、時間をかけても集客に失敗することもあります。
できるだけリスクを抑えたいのであれば、SNSマーケティング会社を活用しましょう。
費用はかかりますが、今までのSNS運用経験から集客のノウハウを教えてもらったり、運用を請け負ったりしてくれます。そのため、人手不足の企業でもSNS運用が可能です。
ただし、SNSマーケティング会社に依頼するときは、実績のある信頼できる企業を選ぶようにしてください。企業選びに失敗してしまえば、望んでいる結果が得られないこともあります。
まとめ
SNSマーケティングは成功すれば大きな集客効果を得ることできます。
ただし、SNSマーケティングはある程度時間をかけてブランディングを行う目線が必要となります。
そのため定期的なデータ分析をおこない、PDCAサイクルを回すことが、SNSマーケティングを成功させるコツです。
当社DUAL DESIGN DEPT.では、「ブランディング」や「集客」といったお客様の目的に合わせたSNSマーケティングによるプロモーションを行っています。SNSマーケティングをこれから行いたいという方や、SNSマーケティングがうまくいかなくて困っているという方は、お気軽にお問い合わせください。